3dprinter

PLAが出てきません+家電部品作成

PLAが出てきません+家電部品作成

今回は

久しぶりに3Dプリンターを使って壊れた家電部品を作成しようとしたら、PLAが出てきません。 出てこないというか少しは出てくるのですが、詰まってる感じです。 3Dプリンター故障原因究明と家電部品作成です。

家電部品の作成

加湿器水タンクの蓋の部品が折れて、水がダダ洩れです。プラスチック製なので3Dプリンターで作れそうな感じです。

ちなみに、この部品を含んだ水タンクの蓋はメーカーより補修品として提供されていて1,320+送料で購入可能です。

採寸とモデリング

ピンポイントでThingiversにモデルが出ているといいのですがなさそうです。メーカーも詳細な部品図面出してくれるといいのですが。部品自体そんなに精度は必要ないでしょうから、ポイントをデジノギで採寸します。縦の1/2断面を書いて中心軸360度回転させるとモデルは簡単にできそうです。

fusoin360を使って30分程でできました。

印刷ができません

故障探求

いつものノズルつまりかと思って、細い針金でノズル先端付近を突っついても改善しません。テフロンチューブ内かなとライトを当ててみるとヘッドから5cm程のところが陰になって詰まっている感じです。これは、テフロンチューブの交換です。ということでポチっ。

翌日、交換部材が届いたので同じ長さに切って交換します。交換前のテフロンチューブ内PLAは、うんともすんとも動きません。後ほど切ってどうなってるか調べます。

新しいテフロンチューブにPLAを通してみるとすーすーです。一緒に付いてきたコネクター類も交換してテスト印刷してみると、最初はPLA溶けてでてくるのですが、徐々に出てこなくなります。

故障探求改めて

一晩おいて再確認すると、ヘッドのファンが動いていません。DC/DCコンバーターで24V->12V変換して、プリンター電源オンでpi3bのケースファンとこのヘッドファンはオンになるはずです。ファン静音化のためか気づきませんでした。ヘッドファンを指で動かすと動くのですが回りません。

ヘッドファンが原因なのか

とりあえずヘッドファンの探求です。DC/DCコンバーター出力からヘッドファン接続点までは導通OKです。ヘッドファンを切断して別の12Vに接続すると元気よく回ります。ファンにゴミが挟まっていたのか、配線が圧着だったので接触不良だったのか。配線の接続は半田付けにしました。元に戻して作動テストはOKです。

再びテフロンチューブ

昨日交換したテフロンチューブをヘッド側から裂いてみました。10cm位まで裂くとPLAが動きます。

見た目ではわからないのでデジノギでPLAの直径を計測してみました。

ヘッド側

エクストルーダー側

PLAの直径は1.75mm、テフロンチューブの内径は2mmです。それぞれ誤差はありますが。ヘッド上部で加熱されて膨張していることが確認できました。

つまり原因と考察

ヘッドがファンで冷却されず、上部まで170度超えとなったため、PLAがヘッド上部で加熱され膨張したためつまりの原因となったのでは推測できました。ヘッドファン停止に気が付かなかったのが敗因でした。そのおかげで、遠回りしましたが原因がわかったのでよかったとします。

家電部品はどうなった

3Dプリンター復活後、家電部品は問題なく印刷できました。

折れた部品と交換し水漏れすることなく機能してます。

印刷部品は充填率20%のものを使用してますが、とくに強度的に問題ないようです。

まとめ

ちょっと時間はかかりましたが、3DプリンターのPLA詰りは問題点がわかり解決できました。静音ファンには要注意です。家電部品も修理でき問題なく稼働してます。

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