現地時間2022.1.15 13時頃南太平洋トンガ王国にて、大きな火山噴火が発生しました。 参考動画はこちら。
稼働中の2つの24h運用センサーが気圧の変化を測定していたので、その状況をまとめました。市販の1000円程のセンサーでも測定することができました。マイコンとセンサーのお勉強成果を連続運用していたら、たまたま測定できました。
測定環境は2種類あります。どちらの環境もセンサーはBME280というマイコン業界ではよく使われている温度湿度気圧センサーです。
esp32というマイコンを使って、以下の項目を測定し10分毎にAmbientというIoTクラウドにデータを送信し可視化してます。
外見は、以下のような測定環境です。今後3Dプリンターでケースを作ってまとめる予定す。
気圧の測定結果です。右上のちょっと突出している部分が気圧変化した部分です。
M5stackというesp32マイコンと液晶画面のセットにセンサーを付けて、node exporterとして動作してます。温度湿度気圧データは、400kHzでセンサーから読み出してます。 このデーターをpi4bにインストールしたprometheusという時系列DBが10s毎に読み込んでます。読み込んだデータはgrafanaを使って可視化してます。
外見はこのような感じです。
気圧の測定結果です。こちらは10s毎のデータなのでかなり詳細に可視化できます。ただし、センサーは校正しているわけではないので値の信頼度はそれなりです。横軸の時間軸を変化させると、どの程度の変化だったのか理解しやすいと思い時間軸を変えたグラフは以下のようになります。
表示幅を1h30mに設定した結果です。
表示幅を24hに設定した結果です。
表示幅を7dに設定した結果です。
トンガ火山噴火による日本での気圧変化を環境センサーで測定した結果をまとめました。30分程度約2hPa気圧が変化してます。南半球の火山噴火により気圧変化が北半球まで伝わってくるとははじめての経験でした。津波は大きいと人的被害が出ますが、気圧の変化というのどうなのでしょうか。飛行中の航空機などは影響なかったのでしょうか。