Kicadは、オープンソースな電子回路と基板設計CADです。俗にいうEDAツールです。
5.1.x系から6.0系に更新されました。細部は参考リンクに記載があります。時系列をたどると以下のとおり現在最新版は6.0.2です。ただし6.0.2とWin10は、フリーズ問題が内在しておりまだ改善の余地ありです。とくにpcb editorは、ちょっとイライラします。
ブレッドボードにて運用中のセンサー群を基板化して箱に入れたいと思います。
電源ラインとI2C、シリアル配線だけなので穴あき基板に手動半田でも十分作成できますが、CADの練習と基板発注をやってみたいので試してみます。
EDAツールは、Kicad6.0.2をインストールしました。使い方は、以前の5.1.8系とほぼ同じです。 まずは、手動で配線を読み取ります。
Kicad6のschematic editorで回路図を書きます。
部品番号をつけるためにアノテーションして、パーツ毎にフットプリントを指定します。
次は基板レイアウトです。pcb editorを起動してネットリストを読み込みます。
pcb editorは、途中でやたらとハングアップします。もう少しバージョンアップしないと使い物にならない感じです。こまめにセーブしてフリーズしたら再起動とちょっと面倒です。早く直してほしいところです。ここで各部品の距離を決めながら配置します。外形線も書いて、基板の大きさを確定します。
エクスポートからSpecctra DSNファイルを選択してファイルを書き出します。 freerouterというソフトがあるので、読み込んでAutorouteするといい感じに配線してくれます。 配線多いと時間かかるようですが、今回の基板だと数秒でした。
pcb editorに戻って自動配線したファイルを読み込みます。ちゃんと配線されています。 ベタGNDで両面塗りつぶして、シルクをお好きなように書いて基板はほぼ完成です。
ちょっと時間はかかりましたが、ようやくCAD上の設計は完成しました。
Kicad6を使って、センサーボックスの基板を作成しました。Kicad5->6にバージョンアップしましたがWin10版は結構フリーズします。今後の修正を期待します。 次回は、海外基板メーカーに作成を発注したいと思います。
[1^]:Kicad EDA